大学生活とか、本とか、文鳥とか、たべものとか。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
ちょりりっすですよん。ぶんちょだよん( ̄ε ̄@)ぶっちゅ~
頭にもやがかかったかのようにぼやけていて、ひどく静か。それでいて何か人ではあらざるものが悲しそうに声にならない泣き声を上げているかのような感覚。時にしんしんと積もってゆくように、時には激しく打ち付けるかのように。
その「何か」は頭の中にとどまるだけでは飽き足らず、よく外へと飛び出して悪事を働こうと試みる。やめさせようと手を伸ばすもその子はまるで水蒸気のように掴むことができず、指の間をすり抜けてゆく。体中の神経を通って無邪気にところかまわず走り回り、四肢にたどり着くと甘えるようにしがみついてくる。ペンを持っていた私の手を強引につかみ、アルファベットが並ぶノートにへたくそな落書きを無理やり書かせようとしてくる。もう片方の手でその子を取り押さえようとするが、霧のように拡散したその子はちゃっかりそちらの手も取り押さえ、邪魔などさせるものかといわんばかりににやりと笑う。
ちょっかいを出すのは手だけではない。無限に枝分かれした複雑な迷路のような神経を、勝手知ったる自分の庭よろしく駆け抜け、今度は首筋や背中にダイブする。気体のように拡散するだけでなく重量をもったあたたかい液体のようなものに姿を変え、ずしりとのしかかって私を前のほうへ倒してくる。ぐっとこらえて体勢を整えようとする私をあざ笑うその子の重みがどんどんが増す。ああいけない。足に力を入れて踏ん張っていることに気づかれてしまった。私の秘密の努力を目ざとく暴いてしまったら最後、口の端を上げてにいっといやらしい笑みを口元に浮かべ、すばやく下肢へと手を伸ばし、足をつかみ上げて私のバランスを崩す。
しかしその子が一番気に入っているもの、それは私の目だ。目玉を手に取りきゃっきゃとはしゃいでボール遊びをする。抵抗しようものならもう大変。大事な宝物をとられまいとまぶたで覆い隠してしまう。これはもうたまらない。まぶたをどうにか引き上げようとまぶたの引っ張り合いが始まる。私が上に引き上げれば、その子も負けじと下に引き下げる。何度も両者の攻防が続くが、たいていは私が根負けしてしまう。
ああもう。どうしてそうもわがままなの。あきれ果てながらその子と対峙する。
……でもね、実はわかってるんだ。ほら、ほっぺた膨らませて、ぶすっとしないで。涙をためた目でこちらを見ないでよ。ごめんごめん、ずっと無視しようとした私が悪いんだね。こっちへおいで。大丈夫、痛めつけたりなんてしないから。さあ頭をなでて、それから抱きしめてあげる。
あ、やっと素直になった。君も、それに私も。
ずっと見せていた邪悪な笑みから一変。うれしそうに純粋に微笑むと、その子は羽毛のようなものにふわりと形を変えて私の全身を包み込む。優しく、でもしっかりと。悲しそうな声にならない泣き声はもうない。幻影的なビジョンを何度も繰り返して私に見せながら、音のない歌を歌ってくれる。時にしっとり、時に元気に。
文章での擬人化も結構楽しいwww
さて、一体何の擬人化でしょうか。たぶん最初のほうでバレバレだろうなあ。
頭にもやがかかったかのようにぼやけていて、ひどく静か。それでいて何か人ではあらざるものが悲しそうに声にならない泣き声を上げているかのような感覚。時にしんしんと積もってゆくように、時には激しく打ち付けるかのように。
その「何か」は頭の中にとどまるだけでは飽き足らず、よく外へと飛び出して悪事を働こうと試みる。やめさせようと手を伸ばすもその子はまるで水蒸気のように掴むことができず、指の間をすり抜けてゆく。体中の神経を通って無邪気にところかまわず走り回り、四肢にたどり着くと甘えるようにしがみついてくる。ペンを持っていた私の手を強引につかみ、アルファベットが並ぶノートにへたくそな落書きを無理やり書かせようとしてくる。もう片方の手でその子を取り押さえようとするが、霧のように拡散したその子はちゃっかりそちらの手も取り押さえ、邪魔などさせるものかといわんばかりににやりと笑う。
ちょっかいを出すのは手だけではない。無限に枝分かれした複雑な迷路のような神経を、勝手知ったる自分の庭よろしく駆け抜け、今度は首筋や背中にダイブする。気体のように拡散するだけでなく重量をもったあたたかい液体のようなものに姿を変え、ずしりとのしかかって私を前のほうへ倒してくる。ぐっとこらえて体勢を整えようとする私をあざ笑うその子の重みがどんどんが増す。ああいけない。足に力を入れて踏ん張っていることに気づかれてしまった。私の秘密の努力を目ざとく暴いてしまったら最後、口の端を上げてにいっといやらしい笑みを口元に浮かべ、すばやく下肢へと手を伸ばし、足をつかみ上げて私のバランスを崩す。
しかしその子が一番気に入っているもの、それは私の目だ。目玉を手に取りきゃっきゃとはしゃいでボール遊びをする。抵抗しようものならもう大変。大事な宝物をとられまいとまぶたで覆い隠してしまう。これはもうたまらない。まぶたをどうにか引き上げようとまぶたの引っ張り合いが始まる。私が上に引き上げれば、その子も負けじと下に引き下げる。何度も両者の攻防が続くが、たいていは私が根負けしてしまう。
ああもう。どうしてそうもわがままなの。あきれ果てながらその子と対峙する。
……でもね、実はわかってるんだ。ほら、ほっぺた膨らませて、ぶすっとしないで。涙をためた目でこちらを見ないでよ。ごめんごめん、ずっと無視しようとした私が悪いんだね。こっちへおいで。大丈夫、痛めつけたりなんてしないから。さあ頭をなでて、それから抱きしめてあげる。
あ、やっと素直になった。君も、それに私も。
ずっと見せていた邪悪な笑みから一変。うれしそうに純粋に微笑むと、その子は羽毛のようなものにふわりと形を変えて私の全身を包み込む。優しく、でもしっかりと。悲しそうな声にならない泣き声はもうない。幻影的なビジョンを何度も繰り返して私に見せながら、音のない歌を歌ってくれる。時にしっとり、時に元気に。
文章での擬人化も結構楽しいwww
さて、一体何の擬人化でしょうか。たぶん最初のほうでバレバレだろうなあ。
PR
この記事にコメントする